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2008/06/08//Sun * 21:17
●○ストレンヂアSS

ふと降ってきて書かずにはおられなかったヂアSSを、サイトには置き場所が無いのでこちらに投下。
ブログの方にSS置くのは少々抵抗あるものの、サイトのMEMOに投下する内容でもないし…。
特別ストーリーとか無いショボイ代物で、羅狼のモノローグ的なもの。
なんか足りない気がするので、いつか書き直すかも?
ちなみにサイトには、ヂアのステレオグラム置いてます。








『無題』

「物足りないって顔をしている、こっちはクタクタだというのに…」
木酉があられもない姿でため息をつく。
「まぁ、いつもの事だが、今日はとりわけ顔に出ているぞ」
「そうか?」
そう応えてみたが、しかし確かに木酉の言う通りだった。
「久しぶりに声をかけてきたかと思えば、どこか上の空だし、もう少し私に気を使ったらどうだ?」
「・・・・・・」
「なんて、おまえに言うだけ無駄か」
木酉はこういう時、ささいな文句など言わない女だ。
そこが時折情を交わすには好ましいのだが、今日は珍しく不満を口にする。
それだけ、今日の俺がいつもと違っているということか。
「邪魔をしたな…」
俺は身支度を整え、木酉の部屋を後にした。
「じゃあな、おやすみ、羅狼」
後ろで木酉の声が聞こえたが、振り返りはしなかった。
木酉も特に期待はしていないだろう。
俺は自室を目指した。

俺はいつも充たされぬ想いを抱いている。
幾度女と交わってみても一時しのぎが関の山、空白を埋めるには至らない。
やはり刀を交えての命のやりとりに勝るものは無い。
それすら、満足のいく相手に巡り会えてはいないのだが…。
いや、俺は巡り会ったのかもしれない、この日本という異国で。
偶然にすれ違った浪人と、金亥をやった者。
もしかすると同一人物ではないかとも思うが、そいつらならあるいは心ゆくまで斬り合いを楽しめるのではないか?
そんな期待がむくむくと頭をもたげる。
そして、その期待が大きい程、そんな時間が今すぐ訪れない事への不満もつのる。
そもそも今夜木酉のところへ足が向いた理由も、その辺にあるだろう。
会いまみえるアテがあるわけでも無いが、気が付くと我知らず心が踊る。
こんなにも心が騒ぐのは、実に久しぶりだ。




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